ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」シーズン1 感想と評価【海外ドラマレビュー】

「SHERLOCK/シャーロック」シーズン1

海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」シーズン1鑑賞!
個人的な感想と評価です。


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ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」とは?

有名な推理小説「シャーロック・ホームズ」を、現代版として大胆にアレンジした推理サスペンスドラマ。
現代のロンドンを舞台に、ホームズとワトソンの活躍が描かれています。

主人公はシャーロック・ホームズですが、19世紀から現代にタイムスリップしてきた、とかいう設定ではありません。
あくまでも小説を「原作」に、現代版としてアレンジした内容です。

ホームズを演じるのは、ベネディクト・カンバーバッチ。
ワトソン役は、映画「ホビット」やドラマ「FARGO/ファーゴ」などのマーティン・フリーマン。
二人とも、このドラマの人気でブレイクしたといっても過言ではないと思います。

「SHERLOCK/シャーロック」は、イギリスBBC制作のミニドラマ・シリーズで話数も少なく、シーズン1は2010年放送と少し前の作品なのですが。
素晴らしいストーリーと高いクオリティ、主演二人の魅力的な演技もあって、今もかなり人気の高いドラマです。
大ファンの方も多いのではないでしょうか。

2016年には、本国で放送された特別編「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」が日本で劇場公開されました。
まだまだ根強いファンが多い傑作ドラマです。

ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」は、現在シーズン4まで制作されています。
シーズン1は2010年制作。
各話約90分で全3話です。
1話が90分なので、相当見ごたえがあります。
ただ、全3話しかないので「おかわりっ!」と言いたくなること必至!(笑)

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参考記事 Huluおすすめ海外ドラマ

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※以下、かなりネタバレしてますので、ご注意ください。

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「SHERLOCK/シャーロック」シーズン1 あらすじ

ピンク色の研究

軍医ジョン・ワトソンは、兵士として戦場に赴くも、負傷したため本国イギリスに帰国。
精神的な要因で足も不自由となり、新しい仕事もままならず、孤独な生活を送っていました。
そんなある日、ジョンは知り合いから、同居するルームメイトを探しているシャーロック・ホームズという男を紹介されます。
このシャーロックという男、観察力が鋭く頭脳明晰ですが、相当偏屈で変わり者。
二人は同居することになるのですが、シャーロックに振り回されるように、ジョンは不可解な連続自殺事件を捜査することになるのでした。

死を呼ぶ暗号

壁にスプレーで書かれた不可解な落書き。
シャーロックとジョンは捜査を始めますが、それがきっかけで連続殺人事件に巻き込まれていきます。
謎の落書きには、実は意外な真実が隠されていました。

大いなるゲーム

正体不明の犯人から爆弾予告が。
犯人は挑発するように「謎かけ」でシャーロックを翻弄します。
頭脳対決の危険すぎるゲームは、最後に驚愕の終焉を迎えるのでした。

・・・というようなストーリーです。

できれば予備知識なしで、何も知らずに鑑賞するほうが楽しめると思います。
びっくり!どっきり!の連続です!(笑)

ストーリーがおもしろい!スリルと驚きとユーモアの連続!

とにかく、ストーリーがおもしろいです!

ミステリーとしての謎解き要素は、もちろんのことですが。
意外とサスペンス要素も強くて、クライマックスはハラハラドキドキ!
さらに、英国らしいシニカルでブラックな笑いと、シリアスなドラマ性のバランスが絶妙!
じっくりゆっくり見せる部分と、スピード感あふれる部分との緩急がうまい!
シナリオが素晴らしいですね。

各話90分とドラマとしては長いですが、もうあっという間に終わってしまう感じです。
早く次が観たくなっちゃいますね。
かなりハマりやすいドラマだと思います。

推理小説の「シャーロック・ホームズ」といえば。
どこか、おどろおどろしく、小さなヒントから謎解きを堪能する地味目のイメージがあるかもしれませんが。
このドラマでは、そういった古典的な部分を踏襲しつつ、非常にうまく現代版にアレンジしてあると思います。

パソコンやスマホやネットといった現代的なものを、うまくストーリーに取り入れてあってリアリティがあると思います。
また、シャーロックの観察や推理場面でのビジュアル的な演出も、すごく現代的でわかりやすくてよかったです。
演出も素晴らしかったですね。

かと思えば。
あまりにも非現実的でリアリティのない部分もあったりして。
・・・冷蔵庫の中に、なに入れてんだよっ!(笑)
そういう緩急の付け方が巧みなドラマだと思います。

謎解きを堪能しつつ、笑ってドキドキして「え~~~!?」と驚く。
誰もが文句なしに楽しめる、最高におもしろいドラマだと思います。

愛すべきキャラクターたち

シャーロックをはじめ、ジョンやその他の面々は、みんな魅力的なキャラクターばかりですね。

・・・う~ん・・・もしかして、もしかしたら。
非常にまじめな方は、シャーロックのあまりにも自由すぎる変人っぷりに、感情移入できないのかな?
どうか広いお心で、滑稽さを楽しんでみてくださいね。(笑)

ま~、とにかくシャーロックの変人っぷりは、かなり笑えて魅力的。
結構、突き抜けちゃって、もはや「ちょっと、人としてどうだろう?」的な。(笑)
第1話の初登場からして笑っちゃうし、「人質の命?興味ないね」とか平然と言えちゃう。
それでいて、普通の人が気づいたり知っていることは、全然ダメで。
「あ~、ヒマヒマ!事件ないかなあ~!」とダダこねたりして。
・・・子供なんですよね。基本。(笑)

そんなダメな部分と、すぐれた洞察力や推理力、キレキレの頭脳で難事件を解決していく部分や、意外とシリアスな部分とのコントラストが絶妙。
愛すべき主人公だと思います。

・・・しかし、ジョンもえらいというか、心広いですよね。
私なら、勝手にパソコン使ってたら、ぶっ飛ばしますけどね。(笑)
シャーロックも、ジョンに甘えたくて、わざとにやってるんでしょうね。(笑)
そんな二人のコンビネーションも、すごくよかったです!

モリーやハドソン夫人、レストレード警部もすごく魅力的ですよね。
もう書いたらキリがないくらい。
第3話の「宿命のあの人」も、かなりよかったです!

中でも私個人が大好きなのは、やっぱりマイクロフト。
一筋縄ではいかないクセ者ですが、それでいてやはり兄としての心情が見え隠れする部分が、すごく好きですね。

そうそう。
後で知ったのですが。
このドラマの共同制作と何話かのシナリオは、このマイクロフトを演じている俳優マーク・ゲイティスなんですってね!
「ドクター・フー」も書いているのだとか!
本当、びっくり!
すごい才人なんですね!

決して、登場人物自体はそう多くはなく、シャーロックとジョン以外は、さほど出番もないのですが。
どのキャラクターも、強く印象に残るほど魅力的!
演技も素晴らしかったと思います。

絶対に見るべきドラマです!おすすめです!

私個人としては、猛烈におもしろかったです!
誰もが広く気軽に楽しめるドラマだと思います。
絶対に、おすすめの作品です!
未見の方は、ぜひぜひ!

最終話は、もう怒涛の展開。
クライマックスからラストにかけては、もう「えええ~~~!?」と驚いてハラハラドキドキ!
とんでもない終わり方なので、シーズン2を見ずにはいられなくなりますね!

猛烈にハマりやすいドラマだと思います。
「SHERLOCK/シャーロック」は、おすすめですよ!

次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。
「SHERLOCK/シャーロック」シーズン2 感想と評価