ドラマ「火花」感想と評価レビュー【Netflixオリジナル】

ドラマ「火花」

Netflix(ネットフリックス)オリジナルドラマ「火花」を観ました!
個人的な感想と評価です。

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ドラマ「火花」とは?

お笑いの世界を舞台に、漫才師たちのおかしくも切ない日々を描いたヒューマンドラマ。
海外ドラマではなく、日本国内制作のドラマです。

原作は、芥川賞を受賞した又吉直樹の大ベストセラー小説「火花」。
・・・もう詳しい説明は不要ですよね。

今回その有名小説を、Netflixがオリジナル作品としてドラマ化。
日本国内はもちろんのこと、全世界190ヵ国で全話一挙配信されました。

海外ドラママニア御用達のスマホアプリ「TVshow time」でも、「Hibana」で検索すると出てきますね。

Tokunaga, a comedian who is down on his luck, has a shock encounter with Kamiya, an older comedian when he visits a fireworks event in At...

・・・あるのか!と。(笑)
なんか、おお~!と意味なく感動!

・・・海外の人たちに、日本の「漫才」というのが、どう受け止められるんでしょうかね。
「なんでやねんっ!」的なツッコミとかね。(笑)
とにかく!
「ドラマ」という形式ではありますが、日本が誇る「お笑い文化」が、全世界へ向け発信されるのは素晴らしい機会だと思います。

出演は、主人公・徳永役に林遣都、先輩芸人・神谷役に波岡一喜。
また、門脇麦、染谷将太、田口トモロヲ、小林薫などなど、実力派俳優が勢ぞろい。

また、徳永の相方役・好井まさお(井下好井)と、神谷の相方役・村田秀亮(とろサーモン)は、俳優ではなくホンモノの芸人さん。
漫才シーンもクオリティが高くて、見ごたえ十分です。
さらに、演技も本当に素晴らしかったですね!
まさに熱演!
注目です!

ドラマ「火花」は、2016年制作。
各話50分程度で全10話です。

現在、Netflixで配信されています。

【Netflix公式サイト】Netflix

ドラマ「火花」 あらすじ

まったく売れずに悶々とした日々を過ごす漫才コンビ「スパークス」の芸人・徳永は、ある日、営業先で漫才コンビ「あほんだら」の神谷という先輩芸人と出会います。
個性的で破天荒な神谷の笑いのスタイルにすっかり魅了された徳永は、弟子入りを懇願。
神谷の伝記を徳永が書くことを条件に、二人は師匠と弟子の関係に。
それぞれのコンビで漫才を続けながら、「笑い」を追求し、純粋に熱く向き合う徳永と神谷。
しかし、取り巻く環境が少しずつ変わっていき、やがて二人の人生は思わぬ方向へと進み始めるのでした。

・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
火花 予告編

ストーリーも映像も素晴らしい!クオリティの高い秀作ドラマ!

・・・お恥ずかしいのですが。
私、映画やドラマなどの映像作品はよく見ますが、普段ほとんど活字を読まない人でして。
原作の小説「火花」は読んでおりません。
ごめんなさい。

なので、小説とドラマを比較してどうとか、原作とどう違うのかとか、そういうことは、ちょっとわかりません。
単純に「ドラマ作品」として、ドラマ好きな素人の私が視聴して感じた、個人的な感想しか書けませんので。
ご了承くださいませ。

今作は「ドラマ」ということですが、シナリオや映像演出などは、もう完全に「日本映画」の手法。
地上波のドラマとは、まったく違いましたね。
すごくクオリティが高かったと思います。

余計な音楽だのセリフだのはなく、長回しを多様したカメラワークだったり、照明を作り込まないリアルな夜の街並みであったり。
演技も自然で、映像や「間」で魅せるドラマでしたね。

吉祥寺や高円寺などの作り込まない自然な夜の風景が、きれいでもあり、誰もが感じたことがある夜独特の雰囲気や空気感が伝わってくる映像だったし。
電車が永福町に着くと、一斉に人が降りて座れるのもリアルだし。(笑)

作られたウソ臭い感じがなく、リアルで感情移入しやすかったと思います。
日本映画らしい、どっしりとした安定感があって、すごくよかったです。

また、オリジナルドラマとして、時間制限だのCMのタイミングだのを考慮せず、自由に作れているのも大きいのかなと。
全10話ですが、「連続ドラマ」というよりは「大長編映画」のような構成で、まさにいつもの「Netflixオリジナルドラマ」という感じ。
それも功を奏していたと思います。

10年の物語がすごく丁寧に描かれていて、時の流れという部分でもすごく効果的だったと思います。
スパークスの最初のつまらないネタが、時と共にどんどんおもしろくなっていったり。(笑)
たわいもない、ありふれた幸せな時と、その後の生活の対比であったり。

・・・これ、地上波の2時間スペシャルとかだと、こうはならなかったのではないですかね。
オリジナルドラマで全10話だからこそ表現できた作品だと思います。
それがまた、小説の雰囲気を出せるような、映像や「間」で魅せる手法とうまくマッチしていたのではないかなと思います。
すごく、よかったです。

娯楽性の高いエンターテイメント作品ではなく、物語や映像から感じ取って味わうドラマなので。
もしかすると、地味ゆえに、その「長い間」が退屈に感じるかもしれませんね。
確かに、ちょっとヒマだから気軽に見て楽しんでみよう!という作品ではないかも。

それこそ小説を読むかのように、心で受け止めながら、じっくりと味わうドラマではないかと思います。

個人的には、ストーリーやシナリオがすごくよかったです!
かなり、見ごたえありましたね。
素晴らしかったです!

出会いや別れ、成功や挫折、夢と現実、小さな幸せだとか、うまくいかないモヤモヤ感だとか、リアリティもあって共感が大きかったです。
また、お笑い界のエピソードもウソくさくなくて、おもしろかったですね。
さもありそうなリアリティがあったし、厳しさもひしひしと伝わってきました。

もう終盤は、涙なくして観れないっ!号泣!(笑)
それがまた、前半を長く丁寧に描いているからこそ、歴史を感じちゃって。
すごく、よかった!
・・・で、そこで終わらないのが、また、このドラマのいいところなんですよね。(笑)

・・・小説でも、最後ってああいう展開なのですか?
衝撃!(笑)

全話見終えた後の余韻がハンパなかったです。
本当に味わい深い、素晴らしいドラマだと思います。

さらに!笑いと演技が素晴らしかった!

確かに、すごいCGも爆破シーンもないので。(笑)
地味めで淡々とした「間延び感」はあるとは思うのですが。
それでも節々で飛び出す、芸人らしいセリフやエピソードは、すごくおもしろかったですね。

何といっても、漫才のシーンはかなり見ごたえありました!
ある意味、迫力ありましたね!
素人の私でさえ、話術がすごいなあと感じるくらい。
・・・スパークスの漫才、もっと見たい!とか、思っちゃいますものね。(笑)
ネタも結構好き!(笑)

出演者の演技が素晴らしかったというのも、大きいと思います。
・・・主人公・徳永って、やっぱり原作者・又吉直樹さんに寄せて(似せて)るんですかね?
あの言葉使いだとか、しゃべり方とか、どうしてもやっぱり重なってしまいますね。
演じる林遣都さんが、素晴らしかったです。

神谷のエピソードも、すごくおもしろかったです。
アクが強くて、なかなか感情移入しづらいキャラかもしれませんが・・・やっぱ最後、ですよね。
波岡一喜さんの体当たり演技がすごかった!

個人的には、徳永の相方・山下!
すごく、よかったです!
演じた好井まさお さんって、本当にお笑いの方なんですか?
そりゃ、漫才のツッコミがすごいのは当然なんでしょうけど。
演技がすごく自然で、素晴らしかったですね。

確かに、ドラマは徳永と神谷の物語ではあるのですが。
スパークスの幼馴染の二人の物語でもあったと思います。
好井まさお さんの演技力なくして、こうも感情移入できなかったように思いますね。
素晴らしかったです!
俳優さんとしても、もっと活躍してほしいですね。
(もちろん、芸人さんとしても活躍してほしいです!笑)

・・・あと、できれば、西岡徳馬さんを見たかったかな。(笑)
ま、そこ、あえてやらないのが、いいところでもあるんですけどね。

じっくり味わいたい、おすすめのドラマです!

他にも、細かく書いたらキリがないくらいで。
私個人としては、すごくおもしろかったです!

こういう味わいの深いドラマって、やっぱり日本の作品ならでは。
変に海外を意識して肩を並べようと色々イジるよりは、日本のドラマらしさを全面に出した作りで、とってもよかったのではないかと思います。

しかも地上波では、こうはできないですよね。
オリジナル作品ならではだと思います。
今後もNetflixで、日本オリジナルの質の高いドラマが増えるといいですね。

おもしろくて切なくて、笑って泣けて、物語をゆっくり堪能できる素晴らしいドラマだと思います。
おすすめです!
・・・本当、見終えた後の余韻が深いですよ。

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