「iBOY」感想と評価レビュー【Netflixオリジナルムービー】

iBOY

Netflix(ネットフリックス)制作のオリジナル映画「iBOY」を観ました。
個人的な感想と評価です。

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Netflixオリジナル「iBOY」とは?

不思議な能力に覚醒した少年の復讐劇を描いたSFサスペンス。
Netflix制作のオリジナル作品で、「ドラマ」ではなく「映画」です。

主人公の少年トムが、ある事件をきっかけに、脳にスマートフォンの破片が入り込んでしまい、テクノロジーを自在に操る特殊能力に覚醒。
その能力を使って、自身や親しい人を傷つけたギャングへ復讐する物語です。

原作は、イギリスの作家ケビン・ブルックスの同名小説。
主演は「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」でマグニートの幼少期を演じたビル・ミルナー。
親友ルーシー役で、「ゲーム・オブ・スローンズ」アリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズが出演しています。
・・・女子高生役のアリア=メイジー・ウィリアムズというのも、結構、新鮮。

他にも、ギャングのボス・エルマン役で、映画「007」シリーズのビル・タナー役や、「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」「ブラック・ミラー/BLACK MIRROR シーズン1」第1話「国歌」首相役などのロニー・キニア。
祖母ウェンディ役を、「魅せられて四月」「クライング・ゲーム」「ダメージ」などのミランダ・リチャードソンが演じています。

二人とも、数多くの作品に出演する、イギリスを代表する名優。
今作でも、さすがの存在感。
ベテランが脇を固めています。

「iBOY」はNetflixオリジナル作品で、2017年制作。
本編は90分です。

現在、Netflixで配信されています。
(記事出筆時点での情報のため、すでに配信が終了している場合もあります。ご注意ください)

Netflix公式サイトはこちら。

【公式サイト】Netflix

「iBOY」あらすじ

舞台はイギリス。
どこにでもいるような普通の高校生トムは、ある日、ひょんなことからギャングに追われ、大ケガを負ってしまいます。
銃撃で粉々になったスマートフォンの破片が頭部から刺さり、脳内に残ったものの、トムは何とか一命をとりとめるのですが・・・。
しかし、まるで脳がアップデートしたかのように、テクノロジーを自在に操る特殊能力に目覚めていくことに。
そして、親友のルーシーが事件に巻き込まれて傷つけられたことを知ったトムは、その能力を使ってギャングたちに復讐するため、過激で危険な行動へと走っていくのでした。

・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
iBoy | Official Trailer

気軽に楽しめる面白さが魅力のオリジナルムービー

ストーリー自体は、おもしろかったと思います。
スマホの破片で能力が覚醒するというのは、やや無理矢理というか、現実味はない感じもしますが(笑)アイデア自体は新鮮味があって、ビジュアル的な演出もよかったです。
「マトリックス」とか「攻殻機動隊」的な、ちょっとサイバー・パンクなテイストがありましたね。
ネット社会への警鐘など、社会性も盛り込まれていたと思います。

イギリス制作の作品らしく、わりと淡々とジワジワ来る感じも独特で、サイバーなテイストとマッチしていて、よかったです。

復讐劇というストーリーも、見ごたえありましたね。
サスペンス仕立てで、徐々にギャングを追い詰めていく展開も、先が気になって、おもしろかったです。

また、トムやルーシーをはじめ、登場人物も個性的で、感情移入しやすかったです。
中でも、トムの祖母ウェンディは、魅力的でしたね。
結構、笑えて、ぐっと来るエピソードもあって、よかったです。

そんなキャラクターたちの関係性や、意外な部分など、ストーリー性の面白さもあったと思います。
イギリスの貧困層を背景にしたテーマも盛り込まれ、独特な展開でしたね。

こういったサイバー系は、難しくなりがちですが。
わかりやすく、展開も刺激的で、誰もが気軽に楽しめる作品だと思います。

・・・ただ。
正直、スケール感には欠け、ドラマ性も薄めというのは否めず。

テクノロジーを自在に操れるということは、現代社会においては、もはや「神の力」とも言える能力だと思うのですが。
そのわりには、事件自体は小じんまりとしていて、かなりローカル。
・・・もう少し、壮大な展開があっても、よかったかな?

また、個々のキャラクター性やドラマ性も、やや弱かったかも。
ストーリーを追うのが中心で、もう少し、人物の描写なども深く見たかったかなあ。

トムが復讐劇の中で、人間性が変化していく部分は、もちろんですけど。
・・・高校生の男子が、そんな特別な能力を手に入れたら、まずは絶対にエロいこととか、物欲に走るんじゃないかと思うんですけどね。(笑)

メイジー・ウィリアムズも難しい役どころを演じていましたが、もう少し見たかったかなあ。
エルマン役ロニー・キニアの、ギャングとしての残忍さやスゴみとか、もう少しあってもよかったかもしれませんね。
・・・ちょっと、もったいない気が。

最後のクライマックスも、スケール感には欠け、ややご都合主義的な部分もあったかもしれませんね。
先が読めるベタな展開で、スリルという部分は残念だったかなあ。

ハラハラドキドキのエンターテイメント性や、深いドラマ性などのバランスは、中途半端だったかもしれませんね。
そういう意味では、全体的に薄味な印象もあるかも。

そのあたりが、評価が分かれる部分かもしれませんね。

わりと楽しめる作品だと思います

個人的には、おもしろかったです。
誰もが気軽に楽しめる、見やすい作品だと思います。

ただ、あまりにハラハラドキドキの展開やエンターテイメント性を求めると、物足りないかも。
そのあたりは、好みや評価が分かれるところですね。

テクノロジーを操る、というアイデアやストーリーを楽しむ作品だと思います。
あまり身構えず、気軽に鑑賞してみると、おもしろいと思いますよ。

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