「HOMELAND/ホームランド」シーズン5・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「HOMELAND/ホームランド」シーズン5

海外ドラマ「HOMELAND/ホームランド」シーズン5を全話観ました!
個人的な感想と評価です。

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「HOMELAND/ホームランド」シーズン5とは?

CIAとテロ組織との攻防を描いたサスペンスドラマの第5弾。

作品の概要や、前シーズンまでの詳細はこちら。

シーズン1
シーズン2
シーズン3
シーズン4

前回のシーズン4は、パキスタンを舞台にテロ組織との激しい戦いが描かれていましたね。
とくに終盤は、ハラハラドキドキ!
最終話は、意外な形でラストを迎えました。

今回のシーズン5は、ドイツが舞台。
あれから2年後、CIAを離れ平穏に暮らしていたキャリーでしたが、ヨーロッパの地で再び恐ろしい陰謀に巻き込まれていきます。

主人公キャリーをはじめ、ソールやクインなど主要キャストは再び登場。
アダールも、さらに偉くなって出てきますよ!(笑)
もちろん、キャリー役クレア・デインズの「キレ芸」も、いつも通り迫力十分です!(笑)

また、新キャストとして、映画「ロード・オブ・ザ・リング」エオウィン姫役で有名なミランダ・オットーが出演しています。
アリソン役を演じていますが、これがまた素晴らしい演技!
魅せますね!
注目です!

「HOMELAND/ホームランド」は、現在シーズン5まで制作され、すでにシーズン8までは決まっているようです。
シーズン5は、2015年制作。
各話55~60分程度の全12話。
基本的に、前シーズンを見ていることが前提の内容だと思います。

DVD・ブルーレイは、発売・レンタル中。
今現在、シーズン5を見放題で配信しているサービスはありません。

シーズン1~4は、HuluNetflixAmazonプライム・ビデオなどで配信中。
dTVでは、シーズン1~3が見放題、シーズン4が個別に有料レンタル配信中です。
(記事作成時点での情報のため、すでに配信が終了している場合もあります。ご注意ください)

詳しくは、各サービスの公式サイトでご確認ください。

【Hulu公式サイト】 Hulu

「HOMELAND/ホームランド」シーズン5 あらすじ

パキスタンの事件から2年後。
キャリーはCIAを離れ、ドイツにある民間の慈善団体で警備責任者として働きながら、娘のフラニーと静かに暮らしていました。
しかし、慈善団体を率いるデューリングが、難民支援のためレバノンへ向かうと言い出したため、キャリーはやむなく、再び中東へ。
一方、ドイツではCIA支局のコンピューターがハッキングされ、機密情報が流出。
その事件をきっかけに、キャリーには危機が迫り、大きなテロ事件の陰謀も明らかになっていきます。
果たして、事件の真相は?
キャリーの運命は?
・・・というようなストーリーです。

予告動画はこちら。
Homeland Season5 Official Trailer

これこそ新章?陰謀や暗躍をリアリティ満点で描くシーズン5!

※以下、ややネタバレを含みます。ご注意ください。

個人的には、今回のシーズン5は、これまでと色々と違っているように感じましたね。

ドカーン!と大爆発!激しい銃撃戦!バイオレンスな部分もあって、ハラハラドキドキ!・・・というのは、やや控えめ。
BGMもあまりなく、静かに暗躍する諜報員=スパイの活躍を淡々と描いていて。
リアリティがあって、これまで以上に、重くてクールでドライな感じでしたね。

ハデさはないけれど。
諜報活動や事件の真相へ迫るスリル、謎が解けた時の衝撃などなど、そういったおもしろさが際立ったシーズンだったと思います。

また、ストーリーや演出面も、今までとは少し違っていて。
これまでの「ウソか?本当か?」のスリルというよりは、「本音と建て前」「真相と隠ぺい」の裏に、さらに隠された真実が・・・みたいな。
そんな、おもしろさだったかなと思います。

アリソンの「真相と隠ぺい」のおもしろさは、もちろんのこと。
デューリングも、キャリーに対する「本音」は「使えねぇなあ」(笑)だった、と思いきや、実はそれこそ「建て前」「隠ぺい」「工作」で、最後は・・・とか。
仲たがいしたソールの、キャリーに対する本当の気持ちだったり。
クインの本音がわかる、最後のアレもそうだし。
今回は、そういった魅力が大きかったと思います。

さらに、これまでだと。
アリソンの件って、結構、謎のまま引っ張る感じでしたよね。
それこそ、ブロディのように「ウソか?本当か?」が分からない感じで、ハラハラドキドキ展開!だったと思うのですけど。
今回は、わりと早めに正体を説明して「バレるか?バレないか?どうなる?」といった部分が、かなりスリリングでおもしろかったと思います。
そこもまた、これまでとは少し違うかなと。

シナリオ的にも演出的にも、ドラマ性がさらに濃厚になって、すごくよかったですね。
ソールに話を聞いたアリソンが、ショックのあまり、一人で声もなく洗面所で座り込んで動けない・・・とか、長々と見せたり。
退屈しそうなものですが、いかにショッキングだったかが丁寧に描かれていて、すごく印象に残るシーンでした。
猛烈に見ごたえありましたね。
・・・仕事場で、ネットでバック買ったりして。
そういう言動で、人物の意外な性格を描くなど、随所で光る演出が素晴らしかったと思います。

確かに、それらがなくてもストーリーは成立しますが。
ただ、丁寧に描いていないと、アリソンはかなり軽いキャラになって、そこまで感情移入もできなかったと思います。

相変わらず、うまいですよね。
さすが!というか、もう名人芸!(笑)
タリバンや無人機に代わり、情報漏えいや盗聴問題、ISISの台頭など、最新のネタを題材にしてリアリティを出しているのも、素晴らしかったです。

全話観ての感想としては、すごくおもしろかったです!
ただ、いつもとは少し違うし、前作のシーズン4とも、また違うおもしろさ。
静かにジワジワとくる、味わい深いおもしろさだったと思います。
・・・相変わらず、終盤に急にテンポアップしてスリル満点になったりもして。(笑)
すごく、よかったです。

・・・ただ・・・ちょっと重いは重いかも。
見終えた後、結構、毎回ぐったり疲れた、みたいな。(笑)
ある意味、それだけドラマ性が見ごたえあったということですかね。

・・・あと、私の勝手な解釈ですけど。
このシーズン5こそが、新たなる「新章」ではないかと思います。

ブロディ3部作。

シーズン4は、新章へのブリッジ(橋渡し的)なシーズン。
過去の設定やキャラを整理。(笑)

シーズン5から新章。
新たな生活、新たな仕事、新たな人間関係。
作風やスタイルも整理して、今後の路線確定。

・・・という感じなのかなと。

いや、だって!
シーズン3のあと、シーズン5でも、つながり的に問題なくなくない?(笑)
ブロディの件でCIAをやめて8年後、ドイツからスタート!でも支障はないはず。

・・・なんですが。
ブロディ編完結のあとに、いきなり地味目な(笑)このシーズン5だと、あまりに路線やノリが違いすぎて、やっぱり違和感。
見ている側も、ブロディ編のようなハラハラドキドキを求めると思うので、直後に今作をやっていたら、評価は変わっていたかも。

そう考えると。
個人的に、的を絞り切れない感じがしたシーズン4も、あれでよかったのかなと。
徐々に「ブロディ色」(笑)を薄めていって、視聴者を慣らしてから、新しい路線につなげているようで。
・・・け、計算だったのかな?
てか、そう考えると、シーズン4の評価も変わっちゃうなあ。(笑)

人間性も関係性も少し変わったシーズン5

今回は、いつもの登場人物たちの関係が少し変わったのも、大きな特徴だったと思います。
ソールとキャリーの関係は、本当に意外でしたね。
前半は、びっくり!
また、アダールとソールの対立があったり、ソールとアリソンの関係など、なかなかおもしろかったです。

・・・にしても。
ソール!
あなたは、そんなショボかったか?(笑)
老いぼれたか?
・・・本当に、キレ者諜報員なの?(笑)
今回のソールは、ちょっといただけなかったなあ。
キャリーに対する、大人げない態度もそうだし。
・・・いやあ・・・今回のソールはない!

キャリーは、少し温厚になってキーキー言わなくなりましたね。(笑)
感情的になって、とんでもないヒドいことを言う機会が激減。
確かに、追い詰められたりすると、いつもの「顔芸」炸裂で迫力ありますが。(笑)
それでも、これまでに比べれば、大人しいほうで。
母親になったからか、丸くなったような。
・・・薬の影響?

それもあってか、今回のキャリーは見やすかった(笑)し、人間味も増して感情が豊かになりましたね。
クレア・デインズの演技は、すごくよかったです!
・・・あと、髪の色が違うキャリーが、結構、新鮮でしたね。(笑)

一番、ヒヤヒヤして目が離せなかったのがクイン。
・・・本当、今回はヒドい目にあってばかりで。
そうだなあ・・・できれば、もう少し活躍するところが見たかったかなあ。

個人的には、やっぱり今回はアリソン!
過去のエピソードや、葛藤する姿もすごくよかったです。
あの演技は、猛烈に見ごたえありましたね。
素晴らしかったです!
・・・もし、アリソンがいなくて、いつものメンバーだけだったら、ここまでおもしろくなかったかも。

そうそう。
今回は「一体感」という部分は、少し弱かったですね。
それぞれが、それぞれで動く感じで。
「絆」とか「チームワーク」というおもしろさは、やや薄かったかも。

・・・ただ、病院で並んで座るソールとキャリーのツーショットとか。
地味にジワリと描くあたりは、さすがでしたけどね。

・・・あと、私の大好きなマックスは?(笑)

スパイ・サスペンスのおもしろさ

個人的には、今回もすごくおもしろかったです。
これまでのような、テロとの戦いや攻防というよりは、諜報員のスパイ・サスペンスという色が強かったように思います。

第11話は、かなりハラハラドキドキ!
急にキタコレ!
ど~なる?
・・・と、思った後での最終話。
い、意外とアッサリ片付いて(笑)、あとはドラマ性重視の展開に。
このパターン、前回もそうでしたね。

ラストは、中途半端・・・というか、ん?そこで終わっちゃうの?という感じ。
クイン!
ど~なっちゃうの?

続きが楽しみですね。
次回もこの路線でいくのか?
はたまた、また違うおもしろさになるのか?

次のシーズン6も期待したいと思います。

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