「ドクター・ストレンジ」感想と評価【洋画レビュー】

「ドクター・ストレンジ」

映画「ドクター・ストレンジ」を鑑賞しました!
個人的な感想と評価です。


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映画「ドクター・ストレンジ」とは?

魔術を操り、悪と戦うヒーロー「ドクター・ストレンジ」の活躍を描いたアメコミ映画。

元天才外科医の主人公が、厳しい修行の末、魔術を習得。
「ドクター・ストレンジ」となり、闇の魔術師カエキリウスと戦う物語です。

原作は、Marvel(マーベル)コミック。
マーベル・シネマティック・ユニバース、いわゆる「マーベル映画」シリーズの作品で、映画「アベンジャーズ」をはじめとした、他のシリーズ作品と世界観や設定を共有しています。

今作の主人公「ドクター・ストレンジ」は、すでに今後公開されるマーベル映画に登場予定。
他のヒーローたちと共演していくようです。
・・・楽しみすぎる。

本編の中でも、これまでのマーベル映画のネタが出てきたり、今後のシリーズに関わる情報なども登場します。

もちろん、今作だけ観ても問題なく楽しむことはできますので、ご安心を。

主人公ドクター・ストレンジを演じるのは、ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」で有名なベネディクト・カンバーバッチ。
まさに、ドクター・ストレンジを演じるのはカンバーバッチ様しかいない!というほど、イメージがピッタリ!
さすがの存在感!

ちなみに。
シャーロック・ホームズが住む場所の住所は、ベーカー街221Bというのは、あまりにも有名。

また、悪のカエキリウスを、ドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」レクター役や「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」ゲイリン役のマッツ・ミケルセンが演じています。
マッツ様も、これまた素晴らしかったです!

ベネディクト・カンバーバッチとマッツ・ミケルセン、2大スターの共演!
しかも、アメコミ映画で、お互いに魔術を駆使して戦うという!(笑)
必見です!

ほかにも、ストレンジの師匠エンシャント・ワン役に、「コンスタンティン」「フィクサー」「ナルニア国物語」シリーズのティルダ・スウィントン。
すごく、よかったです!

バロン・モルド役で、「それでも夜は明ける」のキウェテル・イジョフォー。
ウォン役で、Netflixオリジナルドラマ「マルコ・ポーロ」でクビライ・ハーンを演じたベネディクト・ウォンなどが出演しています。

・・・ちなみに。
「SHERLOCK/シャーロック」のワトソン役マーティン・フリーマンも、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の対テロ対策本部エヴェレット・ロス役でマーベル映画出演済み。
映画「ブラックパンサー」に、同役で出演しています。
・・・将来的には、カンバーバッチ様とマーティン・フリーマンがマーベル映画で共演、ということも、あるかもしれませんね。

映画「ドクター・ストレンジ」は、2017年制作。
上映時間は115分です。

マーベル映画では恒例ですが、今作でもエンドロール後にちょっと「おまけ」がありますので、ご注意を。
最後の最後まで、お見逃しなく!

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映画「ドクター・ストレンジ」あらすじ

天才外科医スティーヴン・ヴィンセント・ストレンジは、交通事故によって両手に大ケガを負い、かつてのような神業ともいえる手術ができない体になってしまいます。
失意のスティーヴンでしたが、どんなケガでも治せる魔術師がいると噂を聞き、藁にもすがる思いでチベットへ。
そこでスティーヴンは、苦しい修行の末に魔術を習得し、「ドクター・ストレンジ」として蘇ります。
しかし、魔術を正しいことに使うと決意したスティーヴンの前に、闇の魔術師カエキリウスが姿を現し、世界の存亡を賭けた激しい魔術の戦いが繰り広げられていくのでした。
果たして世界の運命は?

・・・というようなストーリーです。

驚異のビジュアル!壮大なスケールで描く異色のヒーロー映画!

とにかく、時間と空間の魔術を描いた映像がスゴかったですね!
びにょ~~~ん、ぐにょ~~~ん、という感じ。(笑)
これまで見たことがない、驚異のビジュアルは圧巻!
これは必見!

・・・見終えた後で、街のビルを見ると、ちょっとおかしな感覚に。(笑)

亜空間の表現などは、スリット・スキャン技法のようなビジュアルで、「2001年宇宙への旅」のオマージュも入っているような。
・・・考えすぎかな?

内容的には、「ドクター・ストレンジ」誕生までの経緯を描いた「序章」という位置づけと。
次回以降のマーベル映画の壮大な「前フリ」という感じが強かった気がします。

ストーリー自体は、おもしろかったです。
これまでのマーベル映画のヒーロー物にはない「魔術系」というのが異色。
ある意味、新鮮味があって、独自の魅力があったと思います。

また、これまでのマーベル映画シリーズのようにユーモラスなシーンも多くて、意外と笑えて楽しかったですね。
登場人物たちも魅力的で、中でも「マント」が最高!(笑)
名前とかないのかなあ。
ああいう部分は、さすが。

これまでの映画シリーズとの絡みは、あまりありませんでしたが。
それでも時折、ニヤリとするネタもあったり。
さらに今回は、恒例の「出たがりな巨匠」が、これまで以上に笑えた!(笑)
おもしろかったです。

そういった、シリーズの流れを踏襲しつつ、独自の新しさや魅力もあって、よかったと思います。

ただ、あくまでヒーロー誕生までを描いた「序章」という感じで、ドラマ性としては、やや薄味だったかも。
主人公ドクター・ストレンジは、わりと丁寧に描いていたと思うのですが。
他のキャラクターは、描かれ方が浅かったかもしれませんね。

エンシャント・ワンはまだしも、悪の魔術師カエキリウスとか、背景や動機がセリフで語られるだけで、過去の経緯の回想シーンなどもないので、なかなか響いて来なかったですね。
確かにカッコいいし、マッツ様も熱演だっただけに、ちょっと残念。

エンシャント・ワンも魅力的なキャラクターだっただけに、もう少し「信念」の部分のドラマ性が濃く描かれていると、クライマックスでも、もっと入り込めた気がします。
・・・泣けてもいい気がするんですよねぇ。
ちょっと、もったいないかな。

・・・ヒロインのクリスティーンが「とってつけ」な感じで、存在感が薄いのは、まあ、いつものマーベル映画っぽいですが。(笑)

クライマックスも、映像はスゴかったですけど・・・もう少し、ベネディクト・カンバーバッチ VS マッツ・ミケルセンの戦いが見たかったですね。
・・・なんか最終戦は、ヒーロー物としては、盛り上がりに欠けたかなあ。
もっと迫力の大バトル、一大スペクタクルが見たかったです。

また、「インフィニティ・ストーン」や「多元宇宙」といった設定や、エンドロール後の展開など、今後の「前フリ」もあって。
シリーズを観ている側としては、今後に期待大な感じでしたけど。
別な意味では「本格的な物語は、今後に続く」みたいな部分は、大きかったかもしれませんね。
早く続きが観たいという反面、引っ張らないで今作でもっと濃く描いてほしかった、という気もしました。

新たなヒーローの登場!今後の活躍に期待!

個人的には、結構おもしろかったです!

やや不満も書きましたが、決して観て損はない、楽しい映画だと思います。

昨今のアメコミ映画は、シリーズでつながっていることが多く、事前に勉強しないと(笑)内容についていけないパターンが多いのですが。
今作は、わりと単体で楽しめるので、気軽に鑑賞できるのではないかと思います。
驚愕の映像を見るだけでも価値あり!
アクションやユーモアなど、エンターテイメント性も高く、単純に楽しめる作品だと思います。

ただ、新たなヒーローの序章という感じで、ストーリーとしては薄めかも。
そこが、評価が分かれるところかなと思います。

個人的には、ドクター・ストレンジは、マーベル・ヒーローの中でも、かなり好み!
「魔術系」がカッコいいし、ちょっと人生悟った大人な性格も好き。(笑)

新たに登場したヒーローの、今後の活躍が楽しみです!

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