「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン4全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン4

海外ドラマ「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン4を全話見ました。
個人的な感想と評価です。

【追記:2019.10.31】
「Black Sails/ブラック・セイルズ」のHuluでの配信は、すでに終了しています。
Huluでは視聴できませんので、ご注意ください。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン4とは?

名作「宝島」を原作に、小説の20年前の前日談を描いた海賊ドラマの第4弾。
いよいよシーズン・ファイナル!
シリーズとしては、これで完結です。

作品の概要と、前作までの感想などはこちら。

シーズン1
シーズン2
シーズン3

前回のシーズン3では、ナッソーの島をめぐる英国との対立が本格化。
伝説の海賊「黒ひげ」エドワード・ティーチや、英国海軍ウッズ・ロジャーズ総督など、新たなキャラクターも登場。
まさに海賊ドラマらしい、壮大なスケールと大迫力の海戦シーンは圧巻でしたね。
ストーリー的にも、終盤は衝撃展開に絶句!
そして、原作の「宝島」の内容に近づいてきて、シルバーの伝説誕生秘話も描かれていました。
ドラマもアクションも熱い、シリーズ屈指の面白さだったと思います。

今回のシーズン4では、英国との戦いが、ついに最終局面に!
同盟を結び、決死の覚悟で戦いに挑むフリントたちでしたが、思惑や対立、裏切りが渦巻き、大きな悲劇も・・・。
果たして、海賊たちの運命は?
今回も、目が離せないストーリーです!

今作も、製作総指揮は、映画「アルマゲドン」「トランスフォーマー」やドラマ「ザ・ラストシップ」などのヒットメーカー、マイケル・ベイ。

フリントやシルバー、ビリーやラッカムなど、おなじみの海賊たちが、再び集結!
さらに、新たなキャラクターとして海賊イスラエル・ハンズも登場します。

出演者の演技は、これまで以上に素晴らしかったですね。
フリント役トビー・スティーブンスや、シルバー役ルーク・アーノルドは、まさに迫真の演技!
圧がすごい!(笑)
あの鬼気迫る演技は、ぜひぜひ賞をあげたい!

ラッカム役トビー・シュミッツや、マックス役ジェシカ・パーカー・ケネディ、ビリー役トム・ホッパーといった、シリーズを支えた俳優たちも、今回はさらによかったですね。
個人的には、ウッズ・ロジャーズを演じたルーク・ロバーツが、素晴らしかったと思います。
出演者の演技も必見です!

また、「Black Sails/ブラック・セイルズ」は、今作シーズン4がファイナル・シーズン。
物語は、完結します。
前日談として、原作「宝島」と、どう繋がっていくのか?
宝島(骸骨島)や、宝の地図は?
そのあたりも、見どころですよ。

ドラマ「Black Sails/ブラック・セイルズ」は、現在シーズン4まで制作されています。
シーズン4で打ち切りで、シリーズとしては完結。
シーズン4がファイナルシーズンで、シーズン5はありません。

シーズン4は、2017年制作。
各話55~60分程度の全10話です。


※以下、ややネタバレを含みますので、ご注意ください。

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「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン4 あらすじ

ウッズ・ロジャーズ総督が率いる英国軍は、ナッソーの島を完全に掌握。
フリントとシルバーは、マディたちと同盟を結び、ナッソー奪還のため島へと侵攻しますが、大きな痛手を受けることになります。
それぞれが目的達成のため、駆け引きや裏切り、愛憎や激しい対立を繰り返し、やがて島は暴力で満ちた混沌とした状態に。
それが極限に達した時、人知れない孤島を舞台に、雌雄を決する最後の戦いが火蓋を切ります。
フリントとシルバーは?
ナッソーと海賊たちは、どうなるのか?
最後の結末とは?

・・・というようなストーリーです。

「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン4 小ネタ

※以下、かなりネタバレしてますので、最終話まで未見の方は、くれぐれもご注意ください。

ほとんどがウィキペディアからのネタで申し訳ないのですが、

■ 小説「宝島」の中では、シルバーに黒人の妻がいることが語られています。
詳しくは、ウィキペディアでご確認を。(ネタバレ注意)
Wikipedia:ジョン・シルバー

■ 新たに登場したイスラエル・ハンズは、実在したと言われる海賊だそうで、ビリー・ボーンズ同様、小説「宝島」の中にも出てくるキャラクターです。

■ 小説「宝島」の重要人物ベン・ガン。
一応、このドラマにも地味に(笑)登場しているようです。
第9話、船上で「森から、女の声が聞こえたような・・・」と話す男が、ベン・ガン・・・らしい?
ちょっと自信なしですが、クレジットのデータ上では、そうらしいです。
小説では、その後、一人で島にいることになるのですが・・・ドラマでは、詳しく描かれていないようですね。

■ 「海賊史」(海賊の歴史)という本は、実在するようです。
海賊たちの生涯が書かれているそうですよ。
・・・ちょっと読んでみたい。(笑)
詳しくは、ウィキペディアでご確認を。
Wikipedia:海賊史

■ 女海賊アン・ボニーも実在したと言われる海賊で、同じく女海賊メアリ・リードとのコンビは、すごく有名なのだとか。
メアリは最初、男として男装してましたが、ボニーに誘惑され(笑)断るために女性であることを明かしたそうです。
以来、二人は親密な関係だったとか。
詳しくは、ウィキペディアでご確認を。(ネタバレ注意)
Wikipedia:メアリ・リード

苗字は「リード」です。
「リード」です。
「リード」です。
(3回書いておきます。笑)

たぶん、偽名は「マーク」です。(笑)

■ 小説「宝島」の概要はこちら。(ネタバレ注意)
Wikipedia:宝島

・・・などなど。
色々と調べてみると、特に最終話などは、おもしろさが増すと思いますよ。

ついに完結!小説「宝島」へと続く物語

今回のシーズン4は、まさにファイナルにふさわしい盛り上がりでしたね!
いやあ、スゴかった!
おもしろかったです!

アクションも、ド派手でしたね。
今回は、地上で戦う場面が多かったですが、まさに戦争映画さながら。
海上での戦いも、スケール感があって大迫力!

特に、最終話の戦いは必見!
海賊ドラマらしい、最後を飾るにふさわしいスペクタクルでした!
燃えた!(笑)
マイケル・ベイ節、炸裂!(笑)
・・・なんか、もう、「シリーズ終わるから、全部ぶっ壊していいんじゃね?」的な(笑)開き直りと、清々しささえ感じる。

ストーリーも、熱かったですね。
今回は、海賊の未来を賭けた戦いで、それぞれが信念と目的を成し遂げるために、命を懸けて駆け抜けた生き様が描かれていたと思います。

政治的な駆け引きや、思惑や裏切りなども渦巻き、終盤は人間関係が不安定で、先が読めずにハラハラドキドキ!
フリントとシルバーは、どうなってしまうのか?
ビリー・・・!と釘付け!
衝撃的な出来事も多くて、目が離せないドラマチックな展開ばかりだったと思います。

・・・てか、もう、海賊ドラマというより、戦争歴史ドラマみたいな。(笑)

それだけスケール感も大きくて、見ごたえのある内容でしたね。

そして!
それ以上に、ドラマがスゴかった!
今回は、ガッツリと芝居や演技で魅せるエピソードが満載!
爆破も増量なら、セリフも大増量!(笑)

中でも、フリントとシルバーの関係を描いたエピソードは、見ごたえありましたね。
また、フリントの未来に賭ける思いも、熱かった!
最終話も、メチャクチャよかったです!

演じた二人の演技が、素晴らしかったですね。
熱さと迫力が、スゴかった!

他にも、エレノアとウッズ・ロジャースのエピソードや、ラッカムやマックスたちの行動も、よかったです。
フリントとシルバーの濃密な時間、信頼関係を軸に、それぞれが未来のために懸命に戦う姿は、本当に胸アツでした。

個人的には、黒ひげ=エドワード・ティーチのエピソードが、よかったです。
あれは、グッときた。
ウルウルした。
海賊の男の生き様も、ガッツリと描かれていたと思います。

これまで以上に、ドラマに見入ってしまうことが多かったですね。
どのエピソードも、素晴らしかったです。

また、原作の「宝島」の内容に近づいていったのも、楽しかったですね。
特に終盤、あの島が舞台となってからは、フリントはどうなるのか?宝は、どうやって隠されたのか?という、繋がりも気になって、興味津々。
それもまた、前日談らしい魅力で、よかったと思います。

スケール感もあって、アクションも大迫力!
ストーリーも衝撃展開が多く、ガッツリと濃厚に海賊たちの生き様を描いていて、ドラマ性も見ごたえあり!
まさに、物語の完結として、素晴らしい内容だったと思います。

シーズン5はなし!完結!ではあるけれど・・・

個人的には、かなりおもしろかったです!
とにかく、熱かった!(笑)
スゴかったです。

・・・正直、シーズン1は、船に乗らずに島にばかりいる内容で、ちょっと残念に思ってましたけど。(笑)
シーズン2以降は、マイケル・ベイ成分が増して(笑)結果的には、大満足!
中でも、シーズン3の迫力と面白さは、スゴかったです。
・・・ど~して、シーズン1から、こうしなかった?(笑)

最終話では、フリントは意外な形で終わりを迎えましたね。
ちょっと意外。
・・・そうなるのか・・・。

このドラマの物語としては、気持ちよく、キレイに終わったと思います。
中途半端ではなく、しっかりと終わりを見届けることができたのも、よかったです。

・・・ただ、原作の「宝島」に完全に繋がったか、というと、まだまだ不明なことも多くて。
例えばビリーとか、宝の地図とか。
有名なシルバーのオウムも出てこなかったし(笑)小説でカギとなる人物ベン・ガンの描き方も曖昧。

20年前の前日談ではあるものの、原作に繋がるには、まだまだ物語がありそうな・・・。

もちろん、現状では、ドラマシリーズとしては完結なんですが。
あの最終話の後も、海賊たちの物語は、続いていそうですね。

あの後、どうなったのか?
そんな想像をするのも、また楽しいかもしれませんね。

シリーズ全話を見てきましたが、とにかく、楽しかったです。
・・・あのカッコいいオープニングとか、忘れられない。(笑)

記憶に残る作品だったと思います。