「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン2・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン2

海外ドラマ「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン2を全話鑑賞しました!
個人的な感想と評価です。

【追記:2019.10.31】
「Black Sails/ブラック・セイルズ」のHuluでの配信は、すでに終了しています。
Huluでは視聴できませんので、ご注意ください。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン2とは?

名作「宝島」を原作に、小説の20年前の前日談を描いた海賊ドラマの第2弾。
18世紀のカリブ海を舞台に、富と覇権をめぐる海賊たちの生き様が描かれています。

作品の概要と、シーズン1の個人的な感想などはこちら!

海外ドラマ「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン1を全話見ました。 個人的な感想と評価です。 【追記:201...

今作も、製作総指揮は「ザ・ロック」「アルマゲドン」「トランスフォーマー」などで有名なマイケル・ベイ。
最近はドラマ「ザ・ラストシップ」も手がけています。

シーズン2では、かなりスケールアップ!
だいぶマイケル・ベイらしいドラマになってきました。(笑)
海賊同士の覇権争いも激化し、迫力満点!
・・・今度は結構、航海に出て暴れてますよ。(笑)

さらに、陰謀と欲望のドロドロ感も前作以上!
謀略や裏切りの愛憎劇は必見!
フリント船長の知られざる意外な過去も明らかになり、かなり見ごたえがあるストーリーです!

フリントやシルバーなど、おなじみのキャラクターは再び登場。
さらに、ネッド・ロウをはじめとした新たな登場人物も加わり、海賊たちの一発即発な雰囲気も増しています。

ドラマ「Black Sails/ブラック・セイルズ」は、現在シーズン4まで制作されています。
シーズン4がファイナルシーズンで、シリーズとしては完結です。

シーズン2は、2015年制作。
各話約55分程度の全10話です。


※以下、ややネタバレしていますので、ご注意ください。

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「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン2 あらすじ

スペインの軍艦に撃沈されたフリントたちは、命からがら小さな島へと漂着します。
そこで目にしたのは、嵐で難破した「ウルカ・デ・リマ号」と、浜辺に打ち上げられた財宝の山。
スペイン軍の監視の中、フリントたちは財宝を手に入れようと画策するのですが・・・。
一方、カリブ海の島ナッソーでは、冷酷非道な海賊ネッド・ロウが現れ、不穏な空気に。
島の覇権をめぐり、エレノアや復帰したベインをはじめ、海賊たちの激しい戦いが始まろうとしていました。
さらに、マックス、ボニー、ラッカムは複雑な関係になりながらも、密かにある計画を実行しようと企みます。
果たして財宝の行方は?
富と権力を得て、生き残るのは誰か?

・・・というようなストーリーです。

海賊ドラマらしくなったシーズン2!

正直、シーズン1は「海賊たちの冒険物語」というよりは、どちらかといえば「謀略や駆け引きのおもしろさ」が中心で、やや迫力に欠けていたと思うのですが。
今回のシーズン2では、第1話からハラハラドキドキ!
砲弾が飛び交う迫力ある海戦や、海賊同士の対決などもあって、かなり「海賊ドラマ」らしくなったと思います。

・・・そうそう!これこれ!こうでなくちゃ!的な。(笑)
だいぶマイケル・ベイ色が強くなりましたよね!
うれしい限り!

また、欲望や陰謀や裏切りの愛憎劇も、前回以上におもしろかったです。
味方と思いきや、利害関係が一致しないと裏で敵にまわったり。
逆に、利害関係さえあえば、敵が味方になったり。
それぞれの思惑がひしめき合って、騙し合いや駆け引きがぶつかりあう展開は、先が読めずに惹きつけられましたね。
結構、まさかの展開が多くて、毎回続きが気になる感じで楽しかったです。

フリント船長の過去がドラマのキーになっていたのも、よかったです。
海賊同士だけの物語に留まらず、ドラマ性に広がりが出たと思います。
ハミルトンとの過去や、アッシュ提督とのやり取り、隠されていた秘密などなど、見ごたえがあるエピソード満載でしたね!
ドラマ性も、かなりパワーアップしたと思います。
おもしろかったです!

また、ナッソーだけでなく、イギリス本土や他の島が舞台となったのも、よかったと思います。
ロケーション的にも広がりができて、映像としても効果的でしたね。

ただ、海賊たちが荒ぶるドラマになった半面、ストーリー展開や構成も、猛烈に乱暴で荒ぶっていたと思います。(笑)

ようやく財宝発見!
・・・と思いきや、放っておいて島バトル優先かいっ!(笑)

ネッド・ロウ登場!
これは、ヤバそう!
・・・え!?まさか!・・・うそ~~~ん!

第5話の最後、とんでもない驚愕の事実が明らかに!
ぎょええええ~~~!!まさか、そんな!!
・・・で、第6話以降、そのことにはまったく触れず。
おいおいおいおい!待て待て待て!
何事もなかったようにスルーかいっ!(笑)
結局、それが終盤でキーになるのですけど、あまりに説明不足。

いや~、もう展開が荒ぶってた荒ぶってた!
雑・・・というのではなく、あまりに予想の斜め上いく「大味」な乱暴さ。

ただ、その何とも言えない大味が、驚きがあって猛烈におもしろく、ある意味とってもマイケル・ベイっぽくて、よかったです!(笑)

緻密さがなかろうと、展開が強引だろうと、そんなことはど~でもよくて。
男くさい海賊の生き様やカッコよさや、トンデモ展開の楽しさを、やりたいようにやった!という、いさぎよさ!
それを楽しむドラマだと思います。

愛憎と男気あふれるドラマ性

前回は、船長たちが手下の顔色ばかりうかがい、結構セコいウソついたりして(笑)、イカつい容姿のわりにはカリスマ性に欠けていたと思うのですが。
シーズン2では、より男くさく、男気あふれる展開が多かったですね。
燃える熱い展開が、すごくよかったです。
エレノアもマックスも、さらに男前になったような。(笑)

フリントとベインも、熱かったですね。
二人の対立が前面に出て、かなり盛り上がったと思います。
ハラハラドキドキ!
それで迎える、あの最終話。
熱い!
・・・ちょっと、ご都合主義的な感じもしないでもないですけど。(笑)

シルバーも大活躍で、終盤は意外と熱かった!
ビリーも、男気全開!
・・・やっぱ、カッコいいですよね!

個人的にちょっと残念だったのは、片足のランドール。
・・・実はキレ者だと思ってたんだけどなあ・・・やっぱ、ただの変なおっさんだったのか。(笑)

今回、一番よかったのは、やっぱりラッカムとボニー!
ラッカムは、男気魅せましたね!
あれは、熱かった!
ボニーとの関係も、すごくよかったです。

もちろん、今回ボニーのエピソードが光っていて、キャラクターの魅力が増したというのも大きいと思うのですが。
終盤の二人の船での会話は、すごくよかったです!
グッときちゃいますよね!

これまで、やや「蚊帳の外」だった、ラッカムとボニーでしたが。
いよいよ表舞台に絡んできそうで、今後の二人の活躍がすごく楽しみです!

シーズン3に高まる期待!

個人的には、すごくおもしろかったです!
前回よりは、格段におもしろくなったように思います。
やっぱり海賊ドラマらしく、マイケル・ベイらしくなってきたからかな?(笑)

最終話で、少し原作の「宝島」の内容に近づいてきましたね。
シルバーもとうとう・・・そういう原因だったのかと。

最終話は、かなりド派手な大暴れでしたが。
続きが気になりますね。
シーズン3も、期待したいと思います!

次のシーズン3を見た個人的な感想はこちら。
「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン3・感想と評価