「Ballers/ボウラーズ」シーズン1 全話見ました・感想と評価【海外ドラマレビュー】

「Ballers/ボーラーズ」シーズン1

海外ドラマ「Ballers/ボーラーズ」シーズン1を全話観ました。
個人的な感想と評価です。


(※本ページには、プロモーションやスポンサー広告が含まれています)

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海外ドラマ「Ballers/ボーラーズ」とは?

アメフト選手たちの資産管財アドバイザーを描いたコメディ。
スター選手たちの面倒をみる主人公が、さまざまな騒動に直面し奮闘する姿を、ユーモアを交えて描いています。

主人公スペンサーを演じるのは、ドウェイン・ジョンソン。
「ザ・ロック様」の名で親しまれた元プロレスラーで、映画「スコーピオン・キング」「ワイルド・スピード」シリーズや、「カリフォルニア・ダウン」などに出演しています。
2016年「世界で最も稼ぐ俳優」にも輝き、いまや有名スターの仲間入り。

今作でも、マッチョなボディは健在!
元アメフト選手という役どころも、リアリティ満点!
もう、存在感や風格がスゴい!
まさにハマり役だと思います。

製作総指揮もドウェイン・ジョンソン自身が務め、さらに、あのマーク・ウォールバーグも名を連ねています。
マーク・ウォールバーグは、映画「インヴィンシブル 栄光へのタッチダウン」で遅咲きのアメフト選手を演じていましたね。
・・・結構、筋肉ムキムキですものね。(笑)

そのほか、チャールズ役に映画「8 Mile」「Shall We Dance?」やドラマ「CSI:マイアミ」のオマー・ベンソン・ミラー。
そして、リッキーの恋人アナベルを、「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」ナタリー・バスケス役アナベル・アコスタが演じています。
・・・正直、「クワンティコ」とあまりに違いすぎて、しばらく気づかなかったです。(笑)

他にも、アメフト界の有名選手がゲスト出演!・・・しているようなんですけど。
ごめんなさい、私、全然わかりません。
すごい人が出演しているのかもしれないんですけど・・・。
アメフト好きな方は、ぜひチェックしてみてください。


ドラマ「Ballers/ボーラーズ」は、現在シーズン4まで制作されています。
シーズン1は、2015年制作。
各話25~30分程度の全10話です。
気軽に楽しめる長さだと思います。

現在 Amazonプライム・ビデオ で、シーズン2まで配信中です。

【追記:2018.3.26】
Hulu(フールー)での配信は、2018年3月25日で終了しました。
現在、Huluでは視聴できませんので、ご注意ください。


Amazonプライム・ビデオ公式サイトは、こちら。

【公式サイト】Amazonプライム・ビデオ


※以下、ややネタバレしています。ご注意ください。

「Ballers/ボーラーズ」あらすじ

舞台はマイアミ。
元アメフトのスター選手で、ケガで引退したスペンサーは、今は選手たちの資産管財アドバイザーとなり、第2の人生を歩み始めていました。
しかし、ハデ好きで金遣いの粗い現役選手たちの面倒を見るのは大変!
さまざまな問題や騒動が巻き起こり、スペンサーはその解決に奔走することに。
さらに、有名選手との新規契約をめぐる問題や、自身の健康不安も抱え、ストレスは溜まる一方。
それでもスペンサーは、金や名声、欲望が渦巻く、きらびやかなスポーツ界を舞台に、選手や会社のため、全力で仕事に打ち込むのでした。

・・・というようなストーリーです。

ジワジワと来る面白さが魅力のドラマ?

・・・このドラマの感想を書くのは、本当に本当に難しい・・・。

初回となる第1話から、あまり状況説明などはなく、わりと早い展開。
アメフト界やスポーツ・マネジメントの実情などが、リアルに描がかれているとは思うのですが。
日本人はアメフトに慣れ親しんでいない上に、登場人物などの状況が把握できないと、もしかしたら置いていかれるかも。

その後、さまざまなトラブルや騒動が巻き起こりますが、毎回それほど進展がある訳でもなく、結構サラっと終わっちゃう感じですね。
先が気になるような、劇的でドラマチックな急展開がある訳でもなく、短いエピソードの積み重ね。
第3話に至っては、ただ船の上でバカ騒ぎして終了・・・という、スゴさ。(笑)
そして、アメフトの試合など、スポーツのシーンは、ほとんどなし。

マイアミの開放的でオシャレなロケーションや、スポーツ界の華やかでゴージャスな生活などは、よかったと思います。
高級車だとか、高級スーツだとか、豪邸だとか、成功者のサクセスな世界は見ていて楽しいし、そういった華やかな世界を舞台にしたストーリーは魅力があると思います。

とはいえ、展開としては、あまりに淡泊。
登場人物たちの描き方も浅く、ドラマ性が高い訳でもなく。
かといって、コメディとしても大爆笑できる訳でもなく。

・・・これは、よほどアメフト好きな方や、ドウェイン・ジョンソンのファンの方でなければ、ギブアップしちゃうかもしれませんね。
正直、私もちょっと辛かったです。

・・・なんですけど。
なんですけどねぇ。

中盤を過ぎたあたりから、なぜか(笑)少しずつ、おもしろくなってきましたね。
本当、少しずつ、ジワジワと、いつの間にか知らないうちに、という感じ。(笑)

最初は「これがコメディ?」と思っていましたが、中盤を過ぎてからは、ちょっとずつ笑っちゃったりしてるんですよね。これが。不思議と。(笑)
下品で、くだらないエピソードが多いんですけど、結構、笑えちゃう。

登場人物たちを深く描いているわけではないのに、いつの間にか感情移入しちゃって、ちょっと魅力を感じてたりして。
主人公のスペンサーはもちろん、リッキーやチャールズなども、愛すべきキャラクターで。
スペンサーのパートナーのジョーなんか、最初はどんだけゲスいヤツなのかと(笑)あまり好きではなかったのですが。
何だかんだ言って、回を重ねるごとに人柄が見えてきて、魅力的でおもしろかったです。

ドラマ性も、じっくり描いていないはずなのに。
金や女性にまみれたハデな成功だとか、引退後の厳しい現実だとか、スポーツ界の実情などを描いていて、意外と見ごたえあったりしましたね。
本当に短いエピソードが多いですが、スペンサーが語る言葉にグッと来たりもして。
アメフト好きな方はもちろん、スポーツに携わっている方は、さらに胸に響くのではないかと思います。

第3話のバカ騒ぎも、結果的には以降のストーリーに絡んでいて、納得しちゃうし。
・・・おかしい。なぜ納得しちゃうんだろ?(笑)

終盤は、コメディとしても笑えて、ドラマとしても見ごたえあるエピソードが多くて、おもしろかったです。
スペンサーとジョーの信頼関係や、仕事に悩むスペンサーの葛藤も、よかったですね。

最初は、ちょっと辛かったものの、気づけば最終回まで観ていて、意外と「おもしろかったな」と満足しちゃったりして。
・・・よくよく考えてみると、そんなしっかり描いたドラマだったかなあ、と。(笑)
自分でも、不思議でしょうがない。

本当、ジワジワと少しずつ、おもしろさを感じていくドラマではないかと思います。
ちょっと、どうだろ?と思いながら見続けると、知らず知らずにハマっている。
そんな、不思議なドラマではないかと思います。

・・・とはいえ。
じゃ、最後まで見たら絶対に満足できるか?というと、かなり個人差が激しい気もしますね。(笑)
やっぱり入り込めないと、評価が大きく分かれるのではないかと思います。

キャラクターの魅力がポイントかも

結果的に、ストーリー構成としては、スペンサーをはじめとした登場人物たちの日常を切り取って描いているのだと思います。
一本筋が通った大きな流れでストーリーを見せるというよりも、日常のエピソードを積み重ねて全体を構成している感じでしょうかね。
もしかしたら、観ている側も積み重ねていかないと、感情移入が難しいのかもしれません。

そういう意味では、最後まで見ると、主人公スペンサーは魅力的なキャラクターだったように思います。
外見はゴツくてイカつくて、ちょっと怖い感じもしますが。
過去に苦しんでいたり、仕事でストレスを抱えたり、怖くて病院行けなかったり。(笑)
外見に似合わない人間臭さが、親近感が沸いて、よかったと思います。

紳士だし、キレて暴れたりしないですものね。あの外見で。(笑)
確かに短気ではありますが、それでも大人な対応で、怒鳴ったりはしないし。
面倒を見ている選手たちには誠実で、親身になって対応する。
ジョーに対する友情や信頼なども、よかったですね。
だからこそ、シリアスな場面でのセリフに説得力があるのだと思います。

そういった魅力を、短いエピソードの積み重ねで感じ取るのが、このドラマの特徴かもしれませんね。
リッキーやチャールズたちも同様で、愛すべきキャラかどうかは、そこがポイントかもしれません。

最後まで見てから判断すべき…かな?

個人的には、色々と言いつつも(笑)最後まで見てみたら、意外とおもしろかった、というのが正直な感想です。
中盤すぎまでは、もしかしたら辛い展開かもしれませんが、最後まで観てから判断すべきドラマかな、と思います。

ただし、評価はかなり分かれると思うので、最後まで見て絶対におもしろいかというと・・・う~ん・・・。(笑)
・・・すいません、自己責任でお願いします。(笑)

とはいえ、何だかんだいって、気になっちゃいますね。
ジワジワと、続きが見たくなっちゃいます!

シーズン2に期待したいと思います。